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【山形】針と糸で酒田の花火大会を刺しゅう・大雨災害からの復興願う"山形ステッチ"初展示 山形市 5/ 1

針と糸で山形の風景を表現するクロスステッチアートの展示会が山形市で開かれている。会場には豪雨災害からの復興を願った作品も展示されている。

山形市の文翔館で開催されているのは、米沢市在住のクロスステッチアーティスト・長澤聡さんの個展。

長澤さんは自身の作品を「山形ステッチ」と名付け、山形の四季折々の風景を針と糸を使って刺しゅうで表現していて、会場には15の作品が展示されている。
1日も多くの人が訪れ、山形の魅力が詰まった作品をじっくりと眺めて楽しんでいた。

(寒河江から)
「すごく細やかで最初絵かと思った。色使いがきれい。相当手間がかかっているということで2度びっくり。いいもの見せてもらった」

(市内から)
「私が写真を撮ってSNSにあげたものを長澤さんが使って作品にしてくれた。ほしい! 感動、素晴らしい作品に生まれ変わって感動です」

(リポート)
「今回初めて展示されたのが、酒田の花火2023。夜空に浮かぶ美しい色とりどりの花火と、花火を眺める観客まで細かく表現されています。何と76色もの糸を使って表現しているということです」

2024年7月の豪雨で大きな被害があった酒田市への思いを込めて、10カ月をかけ完成させた作品。

(クロスステッチアーティスト・長澤聡さん)
「作っている最中に豪雨災害があって、悲惨な状況を見て、これは酒田の人に見てもらいたいと思って早期復興を願って作った。まずは遠くから見ると絵や写真のように感じると思うのでそこを見てもらって、次に近くで針と糸で作ったというのを見てもらいたい」

長澤さんの個展は入場無料で、5月6日まで開催されている。