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南陽市の山林火災135ha焼失 鎮火めど立たず410人に避難指示 5/ 6

南陽市で4日発生した山林火災は現在も延焼が続いていて、これまでに135ヘクタールが焼失した。鎮火のめどは立っておらず、南陽市は5日夜、148世帯に「避難指示」を出した。

(リポート)
「火災の発生から3日目となりました。今も山のあちこちから煙が上がっているのが見えます。きょうも朝から上空のヘリによる消火活動が行われています」

4日、南陽市宮内の秋葉山で発生した山林火災は、現在も延焼が続いている。
6日も午前5時から自衛隊のヘリコプター5機が上空から放水する消火活動を行ったほか、地上からも、消防隊員や消防団員あわせて約60人が消火にあたった。

市によると、6日正午時点の焼失面積は、約135ヘクタール。これは東京ドーム30個分に相当する広さ。
この火事で、これまでに現場で初期消火をしていた70代の男性が両足に軽いやけどをしたほか、山頂付近にある山小屋と、トイレの2棟が全焼した。

南陽市は、火が住宅に燃え移るおそれがあるとして、5日午後6時30分、市内2つの地区の148世帯410人に避難指示を出した。
市によると、5日夜は一時、16世帯26人が避難したという。

南陽市によると、火の勢い自体は弱まってきているということだが、鎮火のめどは立っておらず、避難指示は当面、継続するとしている。