「殺意があったのは明らか」検察が懲役18年求刑 弁護側は減軽・免責主張 三川町高齢女性殺害事件・山形
2024年9月、三川町で高齢女性を殺害した罪などに問われている男の裁判員裁判で、検察は「殺意は明らか」として、男に懲役18年を求刑した。
殺人や住居侵入など6つの罪に問われているのは、三川町の無職・石川一馬被告(29)。
起訴状などによると、石川被告は2024年9月、金品を盗む目的で三川町の当時90歳の女性の自宅に侵入し、女性を足で踏みつけたり首を絞めたりするなどの暴行を加え、死亡させた罪などに問われている。
石川被告はこれまでの裁判で殺人と住居侵入について、「仕事仲間と酒を飲んでいてわからないし覚えていない」と起訴内容を否認している。
また犯行時の行動について、石川被告は「被害者宅を自宅と思い込み、台所のつもりで向かった先が寝室だった」「暗闇の中で被害者から『誰だ』と声をかけられ、左足をつかまれたため驚き、背中を3~4回殴った後、左手で口を押さえたまま、右手で頭部を8回殴りつけた」などと話している。
検察は28日の論告で、石川被告が被害者の頭部や顔面を中心に複数回殴っていることや、肋骨が折れていたことなどを挙げ、「殺意があったのは明らか」として、懲役18年を求刑した。
これに対し弁護側は、犯行は「過剰防衛に過ぎない」「当時、酒を飲んでいて心神耗弱だった」として、殺人と住居侵入について刑の減軽または免責を主張した。
判決は、2026年2月4日に言い渡される。