自民党の石破茂総裁が新たな総理大臣に指名された。衆院選は10月15日公示、27日投開票が見込まれる中、。超短期決戦となる選挙の構図が見えてきた。
1日、招集された臨時国会で自民党の石破茂総裁が指名を受け、第102代内閣総理大臣に指名された。衆議院は10月9日に解散され、衆院選は15日公示、27日投開票となる見通し。
県内でも9月中旬以降、衆院選への動きが活発化。連合山形・立憲民主・国民民主による2党1団体が3つの選挙区全てに候補者を擁立した。
(国民民主党県連・舟山康江会長)
「この2党1団体の結束を確認しながら今の政治を変えていく、地域をもっと大切にしていく、そんな思いを伝えていきたい」
2021年の衆院選では共産も含めた野党共闘が実現し候補者を一本化した。その動向に注目が集まる中、今回共産は3つの選挙区全てに候補者を擁立。共産党県委員会の
本間和也委員長は、前回同様話し合いの門戸は開いているとしながらも、次のように述べている。
(共産党県委員会・本間和也委員長)
「共闘の意思が示されていない。可能性はゼロとは言わないが難しい状況。困難が大きい」
そのため今回の衆院選は3つの選挙区いずれも、自民・現職と2党1団体が擁立した新人、共産・新人の3人が争う構図となりそうだ。
県1区は、自民現職で自民党県連会長を務める遠藤利明さん(74)。2党1団体が擁立した立憲新人で元県議の原田和広さん(51)。共産新人で党県委員会青年学生部員の三井寺修さん(44)の3人が立候補を予定している。
県2区は、自民現職で前農林水産副大臣の鈴木憲和さん(42)。共産新人で党置賜地区委員長の岩本康嗣さん(59)。国民新人で2党1団体が擁立した元県議の菊池大二郎さん(42)の3人。
県3区は、自民現職で前こども政策担当相の加藤鮎子さん(45)。立憲新人で立憲民主党県連代表で県議の石黒覚さん(68)。共産新人で党酒田地区委員長の山田守さん(62)の3人が立候補を予定している。