ブドウの栽培が盛んな置賜地域で、甘くて皮ごと食べられる人気の品種「シャインマスカット」の収穫が始まった。シャインマスカットは、糖度が高く皮ごと食べられることから、年々人気が高まっている。
高畠町安久津で農園を営む土屋隼さん。
9月に入ってから収穫作業を始め、5日朝も鮮やかなエメラルドグリーンのシャインマスカットをハサミで1房ずつ丁寧に切り取って収穫していた。
この農園では去年、スズメバチに実を食べられる被害が出たため、ことしは収穫シーズン前にすべての房に透明のビニールをかけた。
例年以上に手間ひまかけて育てたシャインマスカットは、実の大きさや張り・甘さなど、いずれも高い品質に仕上がっている。
(ソルルス・土屋隼代表)
「ビニールかけたり作業量はかなり増えましたが、収穫できることが一番うれしい。特にことしは甘さが強いので、県内はもちろん全国の人に食べてもらいたい」
シャインマスカットの収穫は10月中旬ごろまでで、この農園では約12トンの収穫を見込んでいる。