新型コロナの拡大から1都3県に緊急事態宣言が出されて迎えた3連休。山形市の蔵王温泉の宿泊施設では県外からの宿泊者のキャンセルが相次ぎ、関係者は不安を募らせています。
蔵王温泉ではこの時期、例年なら多くのスキー客が訪れ宿泊施設を利用しますが、緊急事態宣言の影響で11日までの3連休のキャンセルが相次ぎました。
関係者によりますと、キャンセルの数は3日間で実に1万人に上るとみられています。
こちらの旅館も影響を受けた一つです。
(旅館の女将)
「(外に)出にくいってお客もいるので、また一般でお取りしている客もキャンセルになっている。見積もっても80%はキャンセル」
旅館では宿泊客の8割ほどが関東圏や宮城など県外からの利用客ですが、「緊急事態宣言」や「感染拡大などの影響」でほとんどが3連休中の宿泊をキャンセルしたと言います。
(旅館の女将)
「いつ終息するのかも分からないものとの戦いなので、長いスパンで我々がコロナにならないようにしてお客を迎えたい」
現在もキャンセルの問い合わせが続いているということで、影響はスノーシーズン大部分にも及びかねない状況になっています。