45年目の序曲~山形交響楽団の挑戦~

 音楽は、いつの時代も私たちの心を癒したり感動させたりと、人生や生活を豊かにしてくれます。
その音楽も今やスマートフォンで楽しめる時代・・・。
今の時代、私たちにとってクラシック音楽のオーケストラ演奏に触れる機会が日常あまり多いとは言えません。
 そんな中、ここ山形には「ふるさと山形にオーケストラを!」という情熱のもと創立された、
県内唯一のプロ・オーケストラ「山形交響楽団」があります。
創立45年を迎えた山形交響楽団は、今では演奏レベルの高さでは全国的にも定評がある楽団に成長。
 モーツァルトやベートーベンの時代の音を再現しようと、当時使われていたものと同じ「古楽器」を使った演奏は
山響の個性として注目を浴びています。
また、県内各学校にオーケストラが出向いて行う「スクールコンサート」は、地域の音楽体験・教育の場として、
創立当初の1972年から続いています。

 一方、山響の経営は厳しい状況にあり、近年赤字体質からの脱却に
向けてさまざまな取り組みが行われています。

 番組では、ふるさと・山形で“音楽による感動”を伝え続けている
山形交響楽団の奮闘ぶりと、創立45年という節目を迎えた彼らの
いまを追いました。

著作・制作 さくらんぼテレビ