山形元気大図鑑 12月30日(土) 午後2時00分~午後2時55分
今年、世界は経済・政治ともに大きな分岐点に差し掛かりました。

この20年あまり飛躍を続けてきた「世界の工場」中国。しかし人件費の高騰などで、経済成長が鈍化。さらに土地バブルの崩壊も囁かれています。韓国は文在寅・新大統領が誕生しましたが、造船・鉄鋼・海運・自動車と主要産業がいずれも低迷。しかし有効な打開策を打ち出せていません。アメリカのトランプ大統領は中間所得層の復活を目指し、これまでのグローバリズム経済を修正しようとしています。

北朝鮮は核開発と弾道ミサイルの開発を推し進め、アメリカと激しく対立。かつてない緊迫した状態にあります。そして中国と北朝鮮の関係は冷え込み、韓国は、中国にすり寄る姿勢を打ち出しています。

一方、日本に目を向けると、衆議院選挙では自民党が圧勝。山形でも3つの選挙区で自民党候補が当選。憲法改正へ大きな一歩を踏み出しました。都知事選で圧勝した小池百合子知事ですが、その人気は「排除します」の一言で凋落。衆議院選挙で惨敗を喫しました。

2017年は世界中がターニングポイントに立たされた一年でした。
山形元気大図鑑では、山形県出身者、県内在住者の4人を密着取材。ターニングポイントに立たされた時にどんな決断を下してきたのか。新たな年を迎えるにあたってどう決断していくべきかのヒントを探ります。
豪華列車に込めたデザインの力
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工業デザイナー
奥山 清行(山形市出身)
今年運行を開始したJR東日本の豪華寝台列車「トランスイート四季島」。その車両デザインからラウンジ、
調度品まで監修を務める。
「人生の底」から42年ぶりのメダルへ
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新体操日本代表 フェアリージャパンPOLA
国井 麻緒(山形市出身)
新体操を始めた時からの目標「リオ五輪」で補欠という挫折をバネに、今年世界選手権・団体総合で3位に輝く。苦しい時代を支えたものとは。
挙げない婚が増える中 伝えたい「縁」
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ウエディングプランナー
上條 智広(川崎市出身 山形市在住)
大学卒業後山形へIターン。自身の結婚式で受けた「感動」に導かれ、会場だったパレスグランデールへ入社。ウェディングプランナー11年目の今年、全国のプランナーが参加し「いい結婚式」を選ぶ「グッドウェディングアワード2017」でグランプリに輝く。
「男社会」の相撲界で輝く女性ライター
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ノンフィクションライター
武田 葉月(山形市出身)
大相撲の横綱22人に取材したインタビュー集『横綱』が今年文庫化。大相撲に留まらず、アマチュアや女子相撲までその取材範囲は幅広い。